2020年04月06日 古墳時代の勾玉 出雲石と瑪瑙 L31mm L30mmW19mm W18mmD9mm D8mm孔直径4~5mm姿形が近い勾玉です。寸法もほぼ同じほどです。同じ所で作られたのか、規格が定められていたのか…偶然なのか。出雲石は頭は厚めです。瑪瑙より胴は若干薄いです。瑪瑙は頭も胴も大体同じ暑さです。平面に置くとこんな感じに写ります。孔の位置も出雲石が少し外側にあけられています。個体差なのか、ちょっと違った印象がします。お問い合わせお待ちしております。メールフォームは こちらです2020.04.06
2020年03月22日 縄文時代の勾玉 L27mm W20mm D7mm 孔直径4~8mm縄文時代の勾玉です。小振りですが、独特な存在感があります。形の異様さは縄文時代の特徴の一つで見所です。縄文時代後期頃には作り始められていたそうです。縄文勾玉は、多様な形が存在します。こちらのものは内側の弧の部分が “ く ” の字に見えるタイプです。すり鉢状の孔の形も独特です。片側の写真のみの掲載ですが、同じような孔が反対側からも穿孔されています。貫通部の径も大きめですが、大珠の孔とも異なります。工具の違いがあるのかもしれません。緑色に見える所もありますが、良く見ると表面のちいさなくぼみに、水晶のような細かい結晶があります。ヒスイではなさそうです。縄文時代には様々な石が石製装飾品に使われておりました。この縄文時代の存在感を実物でご覧いただきたいと思います。お問い合わせお待ちしております。メールフォームは こちらです2020.03.22
2020年03月22日 ヒスイ製勾玉 L57mm W29mm D19mm 孔直径4~5mm見応えのある大きさです。勾玉らしい素直な形ですが、外側の弧の部分に小さなくぼみがあります。敲打の痕跡か、原石の窪みが磨ききれなかったのか、武骨な一面もあります。古墳時代のヒスイ製勾玉です。両側から穿孔されています。石製の錐が用いられたように思います。最大3センチぐらいの厚みで、下の先端部分はとがり気味で、この部分に鋭い印象もあり、もしかすると…。沁み込んだ土色に混じりうっすら赤色も残っています。付着した顔料なのでしょうか?手先で転がすのに十分な大きさです。手に取る感触は心地よく退屈しません。お問い合わせお待ちしております。メールフォームは こちらです2020.03.22
2020年03月18日 柳葉形銅鏃 W 17mm L 61mm D 6mm 茎22mm(右端)柳葉形銅鏃が3つ増えました。鏃(ぞく)は矢の先端につける矢じりのことです。縄文時代から黒曜石などの石が用いられてきましたが、鉄や銅などの金属で作られるようになります。掲載した銅鏃は古墳時代のものです。銅鏃はどれを見ても丁寧に仕上げられており、無駄のない形が印象的です。先端部に赤い錆がありますが、古墳に副葬されていたのでしょうか、おそらくは鉄製具の錆がついたもののようです。素材は銅に錫と鉛を合わせた金属なので、緑青がところどころでております。合間に銀色に光る部分が見えます。少し磨けば、すぐに当時の姿になりそうですが、この状態が置かれた環境によるものか、原材料の特性によるものか良く分かりません。1000年以上も昔の金属が、この状態で残されていることにも驚かされます。実用にはもったいないような形状と思っておりましたが、儀器としてつくられていたもののようです。奈良県天理市の東大寺山古墳から261点の銅鏃が見つかっております。奈良県桜井市のメスリ山古墳からは、8組の束状で236点の銅鏃が出土しております。どちらも4c~半ば頃に造築された前方後円墳で、その地域に大きな影響力を持つ豪族のもののようです。お問い合わせお待ちしております。メールフォームは こちらです2020.03.18
2019年10月23日 橿原考古学研究所付属博物館の巡回特別展 10/5~12/1まで池袋の古代オリエント博物館で “ 翡翠製合わせ勾玉 ” を見ることができます。JR目白駅から一駅、池袋から少し歩きますが、一見の価値あり!です。2019.10.23